「中古マンションのリノベーショ…
中古マンションをリノベーションした際の耐用年数について紹介します!
「中古マンションを購入して、リノベーションをしたいけど分からないことが多い」
「中古マンションを購入して、リノベーションをした際の耐用年数について知りたい」
このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
中古マンションを購入して、リノベーションをする際は、分からないことや迷ってしまうことが多いですよね。
特に、中古マンションのリノベーションした際の耐用年数については、気になる方がいると思います。
そこで今回は、中古マンションのリノベーションをした際の耐用年数についてご紹介します。
マンションの法定耐用年数
まずは、基本的なマンションの法定耐用年数について紹介します。
マンションの法定耐用年数は、1998年の税制改正によって以下のように定められています。
鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリートの場合
耐用年数:47年
木造モルタル造の場合
耐用年数:20年
木造・合成樹脂造の場合
耐用年数:20年
れんが造・石・ブロック造の場合
耐用年数:38年
基本的に、マンションの構造は、鉄筋コンクリート造か鉄骨鉄筋コンクリートが多いです。
法定耐用年数は寿命ではない
上記では、各構造の法定耐用年数について紹介しましたが、これらは単なる寿命ではありません。
法定耐用年数は、建物の資産価値を示す指標です。
そのため、法定耐用年数を超えると性能が落ちてしまうように感じますが、実際には寿命と直接関係しません。
法定耐用年数は、マンションの寿命と同じ意味で捉えてしまいがちですが、それは間違いですので注意しましょう。
マンションの寿命は、設備や建物自体の劣化によって人が住めなくなる状態のことを指します。
実際のマンションの寿命は、主に以下の要素で決まります。
- 建物の構造
- 管理方法
- コンクリートの水セメント比
- コンクリートの厚さ
- 設備配管の耐用年数
- 立地(周りの環境)
- 建材
設備ごとの耐用年数
バスタブ
バスタブは、15年ほどで交換した方が良いとされています。
長い間、使用しているとバスタブと壁面の間のコーキングと言われる部分が劣化します。
コーキング部分が劣化しているのにも関わらず、放置をしているとそこから壁の内部が痛んでしまう可能性があるので気をつけましょう。
給湯器
使用頻度にもよりますが、給湯器は、10年ほどで交換した方が良いとされています。
機器ごとに使用期間が定められているので、安全に使用するためにも、その期間だけ使用しましょう。
排水管
使用環境やメンテナンスにもよりますが、排水管は25年から30年ほどで交換した方が良いとされています。
キッチン
キッチン全体の耐用年数は約15年から20年です。
20年以上使用しているキッチンがある場合は、リノベーションの際に交換しましょう。
機械式の駐車場
機械式の駐車場は、定期的なメンテナンスがされている場合は、15年まで使用できると言われています。
これは、税務上の法定耐用年数と同じです。
10年以上使用されている機械式の駐車場がある場合は、リノベーションをする際に、新しいものに交換することをおすすめします。
リノベーションの時に考えるべきポイント
耐久性
まずは、耐久性を上げることを意識しましょう。
住宅の耐久性を上げる際は、耐震性を上げる必要があります。
耐震性を上げるには、以下のポイントがあります。
- 基礎に鉄筋を追加する
- 耐力壁を補強する
- 構造材の接合に金物を使う
- 柱や梁(はり)を追加する
断熱性
マンションの寿命と断熱性は大きく関係しています。
断熱性が低い住宅は、住宅が傷みやすく、寿命が短くなってしまいます。
断熱性を上げる際は、断熱材を床下や壁、天井裏に入れる必要があるため、比較的大規模な工事が行われます。
住みやすさ
リノベーションの際は、耐久性以外にも住みやすさを意識しましょう。
いくら耐久性が高く、長持ちする住宅でも、住みづらくては困りますよね。
住みやすさを意識したリノベーションのポイントは以下の通りです。
- 生活動線が短くて済む間取りにする
- 採光が良い間取りにする
- 風通しや空気循環を良くする
まとめ
今回は、中古マンションのリノベーションをした際の耐用年数について紹介しました。
法定耐用年数は、マンションの寿命と同じ意味で捉えてしまいがちですが、実際はそうではないので注意しましょう。
法定耐用年数を超えると性能が落ちてしまうように感じますが、実際には寿命と直接関係していません。
また、中古マンションのリノベーションは、スケジュール通りに進まない場合があるので、余裕を持せた計画を立てましょう。
中古マンションを購入し、リノベーションを検討している方は、今回紹介した内容を参考にしてみてはいかがでしょうか。
当社はリノベ不動産として、物件選びの段階からリノベーションに適した物件をご提案いたします。
中古マンションの購入やリノベーションについて、分からない方や気になることがある方は、お気軽にお問い合わせください。